日中の青空に映える花びらとは一線を画し、漆黒の夜空に浮かび上がる天守閣と桜の競演は、大阪城花見のハイライトです。その中心舞台となるのが、園内南西部に位置する「西の丸庭園」です。広さ約6.4ヘクタールの芝生広場を取り囲むように咲くソメイヨシノ約300本が、特殊な照明設備によって鮮やかに浮かび上がります。
西の丸庭園の桜ライトアップにおける標準的な夜桜の点灯時間は18:00〜21:00(最終入場20:30)に設定されています。夕暮れ時の「マジックアワー」と呼ばれる薄暮から完全に陽が落ちる18時30分前後の時間帯は、天守閣のシルエットと淡い桃色の光彩が重なり、息を呑むほどの情景を形成します。現地を訪れた鑑賞客からも「ライトに照らされた花びらがお堀の水面に映り込み、昼間とは全く異なる静謐な美しさがある」といった感嘆の声が寄せられています。
なお、ライトアップ期間中の西の丸庭園は特別開園扱いとなり、高校生以上は大人入場料(例年350円〜500円程度)が必要です。券売窓口は18時を境に長蛇の列ができるため、現金決済のみに頼らず、各種電子マネーの利用可否を確認しておくか、点灯前の夕方17時頃に庭園内へ入場しておく工夫が滞留を防ぐポイントです。