個人間取引の拡大に伴い、配送サービスごとに「投函できるか否か」の基準が複雑化しています。日本郵便が展開する代表的な小型荷物サービスの規定と、ポスト投函時の物理的限界を照らし合わせてみましょう。
ゆうパケットポスト:投函口を通れば3cm超でもOKの革新性
フリマ出品者から絶大な支持を集める「ゆうパケットポスト(専用箱/発送用シール)」は、サービス規定上「郵便ポストに投函可能なサイズ」と定められています。重さは2kgまで、3辺合計60cm以内(長辺34cm以内)という枠内であれば、厚さ自体に一律の数値上限が明記されていません。つまり、ゆうパケットポスト投函口サイズの物理的限界=発送可能サイズとなります。差出箱13号の3.4cm口はもちろん、厚さ4cm対応ポストを見つけられれば、約4cmの厚手の冬物ニットやぬいぐるみであっても公式ルール通りに発送可能です。
クリックポスト:厳格な「厚さ3cm・1kg」の壁
全国一律運賃で利用できるクリックポストポスト投函は、自宅でラベルを印刷して貼り付ける手軽さが人気ですが、規定サイズは「長さ14〜34cm、幅9〜25cm、厚さ3.0cm以内、重量1kg以内」と厳格です。投函口が3.4cmあるポストなら物理的には入ってしまいますが、引受局での機械仕分けおよび配達局での厚さ測定時に3.0cmを超過していると判断された場合、差出人へ返送されるリスクを常に孕んでいます。「ポストに入ったから安心」とはいかない点に注意が必要です。
レターパックライト:3cmの硬質封筒が引き起こす引っかかり事故
A4サイズ・重量4kgまで対応するレターパックライトは、厚さ制限が「3.0cm以内」です。専用の厚紙封筒自体に一定の硬度があるため、衣類や書籍をぎりぎりまで詰め込んで中央部が太鼓状に膨らむと、レターパックライト投函口の金属製フラップ(雨除け弁)に引っかかり、前にも後ろにも動かなくなるスタック事故が頻発します。投函口の数値が3.4cmあっても、硬い封筒の角が干渉すると投入できません。