投資の世界で劇的な勝利を収め続ける彼の強さは、どこから来ているのでしょうか。その特異なパーソナリティを解き明かす鍵は、彼の過去の経歴にあります。
埼玉県秩父市出身の与沢氏は、少年時代は荒れた生活を送り、暴走族に身を投じて逮捕歴や少年院送致を経験した筋金入りの不良でした。しかし、高校中退後に一念発起し、大検(現・高等学校卒業程度認定試験)を取得。そこから1日十数時間に及ぶ猛勉強を開始し、わずか数カ月の受験勉強で早稲田大学社会科学部および法学部に合格したという凄まじい実績を持っています。
この「何かに憑りつかれたように対象を極限まで突き詰める狂気的な集中力」は、後年のダイエット(減量)企画でも証明されました。体重が90kg近くまで達し健康危機に瀕した際、彼は一切の甘えを排除した極限の糖質制限と有酸素運動を実行。わずか2カ月余りで20kg以上の減量に成功し、スリムな体型を取り戻しました。
株式投資や仮想通貨のトレードにおいても、この集中力がいかんなく発揮されています。彼が『ブチ抜く力』などの自著で明かしている投資哲学は、「中途半端な分散投資は敗者の戦略であり、徹底的に調べ上げた一点に己の資本を叩き込む」というものです。株式市場の財務諸表を穴が開くほど読み込み、仮想通貨のホワイトペーパーと開発進捗を24時間体制で追跡する。天才的な閃きではなく、常人には耐えられない圧倒的な作業量こそが彼の真の武器なのです。