オザキフラワーパークに行けば「どんな植物でも枯れずに手に入る」という期待を抱く初心者は少なくありませんが、ここにはいくつか知っておくべき盲点が存在します。
第一の盲点は、「店頭の育成環境と自宅の室内環境のギャップ」です。店舗2階のフロアは植物の育成に適した照度、換気(サーキュレーター)、湿度がプロの手によって厳密に保たれています。そこで青々と茂っている植物を、日当たりの悪いワンルームやエアコンの直風が当たるリビングにそのまま配置すれば、数週間で葉を落とす原因になります。特に塊根植物やアガベなどの陽光を好む品種は、購入と同時に高輝度の植物育成用LEDライトとファンの導入が前提となるケースが多いため、衝動買いは避けるべきです。
第二の盲点は、「ネット転売相場との乖離に対する誤解」です。「実店舗だからネット通販より高いのではないか」という先入観を持つ人がいますが、実際には直販ならではの適正価格で販売されている個体が多く、フリマアプリ等でプレ値がついている希少品種が定価でゲリラ入荷することもあります。ただし、一点物の塊根植物などは仕立てや樹形によって価格差が非常に大きいため、相場感を事前に頭に入れてから現物を見極める鑑識眼が求められます。