防災の専門家や消防関係者が「これだけは100均で済ませてはいけない」と口を揃えるカテゴリがあります。安易に購入すると、被災時に二次災害を引き起こすリスクさえ孕んでいます。
1. モバイルバッテリー・電源周辺機器の危険性
災害時の生命線となるスマートフォンの充電ですが、100均のモバイルバッテリーや格安急速充電器には注意が必要です。近年はPSEマーク付きの製品が増えているものの、発熱制御や耐久テストの基準が大手メーカー製に比べて最低限にとどまります。停電時の過酷な環境下でショートや発煙を起こせば、避難所や自宅での火災リスクに直結します。通信確保用バッテリーは、必ずAnker等の信頼できる専門メーカー品を選びましょう。
2. 極薄アルミ温熱シートの耐久性と遮熱限界
100円で手に入るアルミ温熱シートは、非常に薄く作られています。広げる際に爪が引っかかっただけで裂けてしまったり、風に煽られてビリビリに破れてしまったりするトラブルが多発しています。また、カサカサという大きな摩擦音が発生するため、静寂が求められる避難所では周囲のストレス要因になりやすいという盲点もあります。
3. 救護用ハサミ・マルチツール・固い防刃手袋
がれき処理や脱出時に必要なツール類は、焼き入れ強度が不足していると簡単に刃こぼれや破損を起こします。軍手も100均の薄手綿軍手ではガラス片や釘の貫通を防げません。手指の保護には、専門の防刃・耐切創手袋を用意するのが鉄則です。