レアル・マドリードの歴代キットを語る上で欠かせないのが、背中に刻まれた象徴的な番号の重みです。クラブの歴史は、偉大なカンテラーノ(下部組織出身者)や世界最高峰のメガクラックたちが背番号の価値を高めてきた歴史そのものです。
【栄光の系譜】
- 背番号7番:アマンシオ氏からフアニート氏、そして「マドリードの象徴」と呼ばれたラウール・ゴンサレス氏へ。その魂はクリスティアーノ・ロナウド氏へと受け継がれ、クラブ歴代最多得点記録(451ゴール)とともに神格化されました。現在はヴィニシウス・ジュニオール選手がその重責を担い、新たな伝説を刻んでいます。
- 背番号9番:アルフレッド・ディ・ステファノ氏の伝説に始まり、元祖怪物ロナウド氏、そしてCL5度制覇に貢献しバロンドールを受賞したカリム・ベンゼマ氏へ。2024年に加入したキリアン・エンバペ選手がこの番号を纏った瞬間、全世界でユニフォームの記録的セールスが発生しました。
- 背番号10番:フェレンツ・プスカシュ氏、ルイス・フィーゴ氏、メスト・エジル氏、ハメス・ロドリゲス氏らが着用。そして2010年代半ばから10年以上にわたり中盤に君臨し、円熟の美技でベルナベウを酔わせたルカ・モドリッチ氏の代名詞となりました。
宿敵FCバルセロナとの伝統の一戦「エル・クラシコ」においても、ユニフォームは数々の劇的ドラマの舞台装置となってきました。2016-17シーズンにカンプ・ノウで見せた劇的なゴール後、ユニフォームを脱ぎ去り敵地サポーターに掲げたパフォーマンスや、2001-02シーズンのCL準決勝クラシコで着用されたアウェイキットなど、勝負の記憶は常にその時代のファブリックと結びついています。