現代のスタンダードである「ドライマティーニ」は、どのようにして作られているのでしょうか。一般的なバーで採用されている基本比率と構成要素を確認しておきましょう。
【標準的なドライマティーニの配合比率】
・ドライジン:45ml〜50ml(約3/4〜4/5)
・ドライベルモット:10ml〜15ml(約1/4〜1/5)
・デコレーション:スタッフドオリーブ1粒、レモンピール(香り付け)
ジンベースカクテルの代表格であるマティーニにおいて、ジンの爽快なジュニパーベリーの香りを引き立てるのが、白ワインにハーブやスパイスを浸漬して造られる「ドライベルモット」です。ベルモットの比率を減らすほど「エクストラドライ」と呼ばれるキリッとした辛口になります。
バーテンダーはミキシンググラスに氷と材料を注ぎ、バースプーンで素早く、かつ静かにステアします。氷の角を削らず、余分な気泡を入れずに液体を氷点下近くまで急冷させる技術こそが、舌触りの滑らかさと透明感を生む生命線です。仕上げにレモンの皮(ピール)から精油を一吹きすることで、華やかでフレッシュな柑橘のトップノートが完成します。