和歌山県公立高校入試の動向において、紀の川市や岩出市、さらには橋本・伊都地区の生徒にとって最大の関心事となるのが、学科ごとの難易度とボーダーラインです。大手進学塾の公開データや和歌山県教育委員会が公表した統計資料を総合すると、那賀高校の偏差値は普通科が51〜52、特色化が進む国際科が53〜54の水準で安定しています。
合否判定の鍵を握る内申点(調査書点)と学力検査(5教科500点満点)の相関関係を見ると、那賀高校の合格ラインは普通科でおおむね260点〜290点、国際科では英語の傾斜配点や面接・独自試験の比重を考慮して280点〜310点付近が実質的な選考分岐点となっています。調査書の内申点は3年間の合算(180点満点換算)で130点〜145点程度を確保しておくことが安全圏の目安です。
近年の那賀高校の入試倍率は、普通科が1.00倍〜1.15倍の間で小幅に推移し、隔年現象による若干の浮き沈みが見られます。一方、独自プログラムを展開する那賀高校の国際科は、募集定員が1学級規模(約40名)と絞られていることから、年によって志願者が集中すると倍率が跳ね上がる傾向があります。出願直前の志願先変更期間まで倍率動向を見極める戦略的な立ち回りが求められます。