日本全国に専門学校を展開し、業界直結教育で知られる滋慶学園のバイオテクノロジー教育は、単なる教科書のトレースを頑なに拒絶しています。特筆すべきは、産業界の最先端ニーズを取り込んだカリキュラムの機動的な刷新力です。
その象徴例が、先進医療分野で注目を集める再生医療技術者のカリキュラムです。iPS細胞や間葉系幹細胞を用いた再生医療等製品の製造には、厳密な無菌環境を維持する細胞培養加工施設(CPC)での作業規範が求められます。同校では、エアシャワーやクリーンルームの実機シミュレーションを取り入れ、ガウニング(無菌着衣)の作法からコンタミネーション対策、細胞の継代培養、生体適合性試験に至るまで、実務現場と寸分違わぬプロトコルを叩き込みます。
産学協同の取り組みも強固です。企業から実際の課題やサンプル提供を受けて行う「企業プロジェクト」では、学生が分析結果を直接クライアント企業の研究開発チームへプレゼンテーションします。教員陣にも第一線の研究所出身者や現役の技術コンサルタントが多数名を連ねており、業界のリアルタイムな動向がダイレクトに講義へフィードバックされる体制が敷かれています。