学校がある川口市は、鋳物産業をはじめとするものづくりの街として知られる一方、近年はベッドタウンとしての急速な開発が進んでいる。この変化の中で、生徒たちは地域社会の課題解決に直接関与している。地元商店街の活性化プランを企画し、情報処理科のスキルを活かしてWebサイトやSNSでのプロモーションを支援する試みもその一つだ。
地域住民との対話を通じて、教科書には載っていないリアルな社会課題に直面する。この経験こそが、生徒たちの当事者意識を呼び覚ます。単に知識を暗記するだけの勉強から、社会を良くするために知識を使うというパラダイムシフトが、教室の中で日常的に起きている。