彼らは、在学中に生成AIの爆発的普及を体験した世代だ。レポート作成の補助からプログラミング、デザインのアイデア出しにいたるまで、AIを「道具」として使いこなすスキルを自然と身につけている。これは、上の世代が恐る恐る導入しているのとは対照的だ。
「AIに仕事を奪われるという不安はありません。むしろ、AIをどう使って新しい価値を生み出すか、それが僕たちの世代の役割だと思っています」。情報工学部を卒業し、ITスタートアップへ進む鈴木陸さん(22)は力強く語る。彼らにとって、AIは脅威ではなく、思考を加速させるためのパートナーなのだ。この柔軟なマインドセットこそが、これからのビジネス界に新しい風を吹き込むだろう。