ベビーカーにさすべえは危険?違法性の真相と安全な傘スタンド選び

ベビーカーにさすべえは危険?違法性の真相と安全な傘スタンド選び

ベビーカーにさすべえは危険?違法性の真相と安全な傘スタンド選びとは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

自転車への傘スタンド取り付けに関しては、各都道府県の公安委員会遵守事項(道路交通規則)によって「傘を開いて走行すること」が視界不良や不安定を理由に規制・指導の対象となるケースが広く知られています。この情報が混同され、「ベビーカーにさすべえを付けるのも違法なのではないか」という疑念を生む原因となっています。

結論から整理すると、道路交通法第2条第1項第11号の3において、小児用の車(ベビーカーや乳幼児用手押し車)を押して歩く者は「歩行者」と規定されています。したがって、自転車に適用される安全運転義務違反や公安委員会規則の禁止事項(積載制限や視野妨害規定)が直接ベビーカーに適用されることはなく、法律上の罰則対象にはなりません。

ただし、法的な違法性がクリアされていることと、物理的な安全性が担保されていることは全くの別問題です。傘を開いたベビーカーは、強風時に「ヨットの帆」と同じ原理で大きな風圧を受けます。車体重量が4〜8kg程度しかない一般的なA型・B型ベビーカーに成人の大型傘(直径100cm前後)を固定した場合、風速5m/sを超える突風で重心が簡単に崩れ、横転・後方転倒を引き起こす力学的な危険性が潜んでいます。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。