インターネット上の掲示板やSNSを調べると、「業務スーパーで給食の七夕ゼリーが買えた」「セブンやローソンで見かけた」という投稿が散見されます。この真偽を確かめるべく、実態調査を行いました。
まず「業務スーパー七夕ゼリー説」ですが、半分正解で半分は誤解というのが現場取材から得られた事実です。業務スーパーを運営する神戸物産や業務用食品専門チェーン(A-プライスやアミカなど)の店頭を調査したところ、学校給食のパッケージそのものが定番棚に常時並んでいるわけではありませんでした。利用者が「業務スーパーで買えた」と発信しているケースの多くは、以下のいずれかのパターンに分類されます。
- 初夏の季節限定(6月〜7月上旬)で、問屋からスポット入荷した業務用冷凍七夕デザートが冷凍コーナーに並んだケース。
- 業務スーパー名物の「1kg紙パックゼリー」や冷凍の「星型ナタデココ」「星型マンゴー」などの素材を購入し、自宅で自作した体験談が混同されて拡散されたケース。
したがって、「業務スーパーに行けばいつでも誰でも給食七夕ゼリーが買える」と思い込んで足を運ぶと、空振りに終わる可能性が極めて高いのが実情です。
大手コンビニエンスストアや一般スーパーで見かける七夕スイーツとの違いにも注意が必要です。コンビニ各社が6月下旬から7月7日に向けて展開する七夕デザートは、パティシエ監修のムースやアラモード、ナパージュを駆使した濃厚なプレミアムスイーツが中心です。見た目は美しく天の川を模していても、私たちが求めている「あの給食のさっぱりとした果汁感とツルンとした素朴な喉越し」とは根本的に別物です。幼少期の記憶にある給食ゼリーそのものを味わいたいのであれば、市販の洋菓子スイーツではなく、業務用卸の通販ルートに絞って探すのが最も確実なアプローチです。