一度裏垢流出が発生すると、まとめサイトやSNS上の裏アカウントのネットの反応は瞬く間に沸騰します。Xのタイムラインでは「裏表がありすぎて引いた」「推していた時間が無駄だった」という失望の声が溢れる一方で、5ちゃんねるなどの掲示板群では「芸能人も人間なんだから愚痴くらい言う」「漏らした友人のほうが圧倒的に悪質」といった擁護論も入り乱れ、激しい応酬が繰り広げられます。
ある大手芸能プロダクション関係者は、かつて担当タレントの裏垢流出を経験した際の内情を次のように語っています。
「本人は『相互フォローは高校時代からの親友3人だけだった』と泣き崩れていました。しかし、その“親友”の1人が、タレントへの劣等感やちょっとした金銭欲しさから、暴露系インフルエンサーのDMに投稿画面のキャプチャを売り渡していたのです。裏垢スクショ流出の真相のほとんどは、技術的な侵入ではなく、人間関係の破綻に帰結します」(民放キー局プロデューサー)
当事者の心理として「鍵アカウントの中は安全な自室」という錯覚を抱きがちですが、受信側のスマートフォンで画面を保存(スクリーンショット)された瞬間、その情報は自分自身の手を完全に離れます。デジタル空間における「ここだけの話」は、相手の指先ひとつで全世界へブロードキャストされる潜在的リスクを常に孕んでいます。