日本とトルコの間には、歴史的な親日感情だけでなく、フットボールのピッチ上でも極めて深い因縁が存在します。トルコ代表 日本代表 対戦成績を紐解くと、通算対戦成績はトルコの2勝1敗。過去の直接対決はいずれも両国のサッカー史における大きな転換点となってきました。
2002年W杯での対戦では、降りしきる雨の宮城で喫した0-1の敗戦が日本サッカー界に深い教訓を残しました。そして近年で最も象徴的だったのが、2023年9月にベルギー・ゲンクで行われた国際親善試合です。日本代表が4-2で勝利を収めたこの一戦は、日本にとって欧州遠征の強さを示す快勝劇となった一方、トルコにとっては屈辱的な敗戦となり、当時のシュテファン・クンツ監督が電撃解任される引き金となりました。
この日本戦の敗北をきっかけに招へいされたのが、他ならぬモンデッラ監督でした。現地メディアの論調も「サムライブルーに完敗した屈辱が、我々の眠れる獅子を叩き起こした」と報じており、皮肉にも日本との対戦が現在のトルコ代表大躍進のスタート地点となったのです。SNSや現地のサポーターコミュニティでも「日本に負けて指揮官を変えたことが最大のターニングポイントだった」と振り返る声は少なくありません。