ライブの満足度を決定づけるブラックピンク東京ドーム座席表のレイアウトは、メインステージから中央へ伸びるセンターステージ、そして左右に広がるウィング花道で構成されるのが通例です。ここでファンの間で激しい議論を呼ぶのが、東京ドームアリーナ神席と見切れ席の見え方における劇的な体感格差です。
いわゆる「アリーナ神席」と呼ばれるVIP指定席やセンターステージ最前ブロック(A〜Bブロック中央)では、メンバーの表情や細かな指先の動き、衣装のディテール、さらには滴る汗まで肉眼で克明に捉えることが可能です。特番インタビューや手記でメンバーが語る「ファンの瞳が直接見える瞬間に一番のアドレナリンが出る」という言葉通り、アイコンタクトやファンサ(ファンサービス)の恩恵を一身に受けられる空間であり、チケット代金以上の価値を体感できる特等席と言えます。
一方で、構造的な課題を突きつけられるのがスタンド上段席や「ステージサイド見切れ席・体感予備席」です。東京ドーム特有の白い天井(屋根)とすり鉢状の巨大空間は、スタンド後方席において音響の反響(ディレイ)を生みやすく、メンバーの姿は親指大のサイズに縮退します。見切れ席ではメインステージ奥の大型LEDビジョンやセットの一部が巨大なスピーカータワーや鉄骨に遮られるため、サブモニターの映像を頼りに現場の熱気と空気感を共有する鑑賞スタイルとなります。
ただし、見切れ席を体験したファンからは「アリーナ後方で前の人の頭に視界を遮られるよりも、スタンド前列の見切れ席のほうが傾斜があるぶん肉眼でメンバーを捉えやすかった」「外周花道に来た瞬間の距離はスタンド見切れ席が実は一番近い」という意外な評価も上がっています。座席の良し悪しは単なる距離だけでなく、高さと遮蔽物の有無によって大きく左右されるのがドーム観戦の現実です。