BLACKPINKのライブを世界最高峰たらしめている最大の要因は、音源の再現にとどまらない「生演奏のダイナミズム」にあります。BLACKPINK東京ドームセトリを振り返ると、オープニングの衝撃を告げる『How You Like That』から、世界的なアンセムとなった『Kill This Love』『Pink Venom』、そして怒涛の『DDU-DU DDU-DU』へと至る流れは、計算し尽くされた劇的な高揚感を生み出します。
ステージを支えるのは、コーチェラ・フェスティバルでも世界を震撼させた米国の名門バンド「THE BAND SIX」。打ち込み主体の原音を強烈なドラムスネアと歪んだエレキギターが重厚に塗り替えることで、東京ドームの巨大な空間が巨大なクラブあるいはロックフェスへと変貌を遂げます。これこそがブラックピンク東京ドーム動員数と評判を裏付ける決定的な音楽的証左です。
さらに見逃せないのが、メンバー4人の個性が爆発するソロステージのパートです。
- JISOO(ジス):圧倒的なビジュアル美と韓国伝統の美意識を融合させた『FLOWER』で、ステージ全体を紅一色に染め上げる優雅なソロワーク。
- JENNIE(ジェニ):官能的かつアグレッシブなラップスキルが冴え渡る『You & Me』やソロ新曲で、カルチャーアイコンとしてのカリスマ性を誇示。
- ROSÉ(ロゼ):繊細さと爆発的な声量を兼ね備えた唯一無二のハスキーボイスでドームの天井を突き抜けるエモーショナルなボーカルパフォーマンス。
- LISA(リサ):ステージを端から端まで支配する圧巻のダンスブレイクと『MONEY』『Rockstar』による爆発的な求心力。
ブルピン東京ドーム参戦レポとネットの反応を検証すると、「4人それぞれのソロで全く異なる世界観に引き込まれた」「生バンドの重低音が身体の芯まで響いて鳥肌が止まらなかった」という絶賛の声が溢れる一方、「終演後の規制退場に1時間以上を要し、最寄りの水道橋駅や後楽園駅の改札制限に巻き込まれた」というドーム公演特有のインフラ問題に対するリアルな現場の声も目立ちます。遠方からの遠征組にとって、終電の時間管理は事前の死活問題と言えます。