ネット上の考察コミュニティなどでは、時として「かめはめ波はクリリンやヤムチャ、天津飯まで簡単に撃っており、希少価値のない大衆技に成り下がった」という揶揄が見受けられます。しかし、これは作中の武術設定を読み落とした誤解と言わざるを得ません。
彼らが撃てたのは、かめはめ波が簡単な技だからではなく、地球人の上位武道家たちが揃って人類史上の天才だったからに他なりません。鶴仙流の天津飯が天下一武道会で模倣してみせた際も、亀仙人は「あれほどの達人だからこそ一瞬でコツを掴んだ」と分析しています。
さらに本質的なのは、かめはめ波が「体内の気を制御し、体外へ指向性を持って放出する」という気功術の完璧な基礎にして究極形であるという事実です。基礎だからこそ応用が利き、気を学んだ者が最終的に行き着く普遍の型となります。「誰もが使える」のではなく、「極めた者だけが真価を引き出せるオープンソースの神髄」こそが、かめはめ波の技術的真実です。