ヨーグルトパウチの需要は、単なるグルメ層にとどまらず子育て世代へも急速に波及している。特に生後7〜8ヶ月頃(離乳食中期)以降の乳児を持つ親の間で、「ヨーグルトパウチ離乳食」の活用が定番化している。
選ばれる第1の理由は「圧倒的な衛生管理のしやすさ」にある。通常のカップ容器は、スプーンで何回もすくううちに空気中の雑菌や唾液の微粒子が混入し、徐々に傷みやすくなる。しかしパウチタイプであれば、袋の口から清潔な別皿へ直接押し出す(または清潔なロングスプーンで一度だけすくい取る)運用が徹底できるため、残りのヨーグルトを外気に触れさせずクリーンに維持できる。
第2の理由は、赤ちゃんの味覚に寄り添う「マイルドな酸味」だ。前述のとおり、遮光アルミパウチによる後発酵は過度な酸度上昇を抑える。プレーン(無糖)タイプを選べば、酸っぱさで顔をしかめがちな乳幼児でも嫌がらず、生乳本来の優しいコクをスムーズに受け入れてくれる。さらに、適度な粘度があるためスプーンからこぼれにくく、離乳食の介助が格段に楽になるという現場の親たちの証言も多い。