北朝鮮で権力を握る最短ルートは明確だ。この大学を卒業し、朝鮮労働党の核心部署へ配属されること。金日成総合大学の出身者は、党中央委員会の幹部候補として最優先で抜擢される。他の高等教育機関をいくら優秀な成績で卒業しようと、この「学閥」の壁を越えることは極めて難しい。
同窓生たちのネットワークは強固であり、政府高官から外交官、秘密警察のトップに至るまで同門で固められている。彼らは互いにかばい合い、時には熾烈な派閥争いを繰り広げながら、国家の意思決定を牛耳る。まさに平壌の政権運営を支える「目に見えない巨大な動脈」と言えるだろう。