彼が生まれ育った熊本への完全移住を果たしたのは2018年のことでした。長年暮らした東京を離れる決断を下した背景には、親孝行と人生の優先順位の変化という切実かつ温かな理由が存在します。
移住を決意した最大のきっかけは、高齢となった母親の存在でした。離れて暮らす親の健康や介護を身近で見守りたいという強い想いが芽生えたこと、さらに還暦を目前に控えて「残りの人生を自分らしく、愛着のある故郷で過ごしたい」という人生観の転換が重なったと周囲に明かしています。
また、過密なスケジュールと視聴率競争に追われる東京のタレント生活に区切りをつけ、自分の手で直接人と触れ合えるコミュニティを作りたいという職人肌の思いもありました。故郷への恩返しとして「熊本を元気にしたい」という情熱が合致した結果の移住劇であり、決して都落ちなどではなく、彼自身が選び抜いた前向きなステップだったのです。