高畑裕太氏のキャリアを振り返る上で避けて通れないのが、2016年8月に起きた事件です。群馬県前橋市内のホテルで女性従業員に対する強姦致傷容疑で逮捕されたこの事案は、人気絶頂期にあった二世タレントのスキャンダルとして日本中に衝撃を与えました。
その後、弁護士を交えた当事者間での示談が成立し、前橋地検は不起訴処分を決定しました。しかし、社会的影響の大きさから所属事務所は専属契約を解除し、事実上の芸能界追放・無期限活動休止へと追い込まれます。当時、母である高畑淳子氏が開いた涙の記者会見は、母親としての苦悩と責任がにじみ出るものとして連日ワイドショーで大きく報じられました。
事件後、彼は一切のメディア露出を断ち、自宅に引きこもる時期を過ごしたと報じられています。世間からの猛烈なバッシングと将来への絶望の中、彼が自らの人生を見つめ直すために選んだのが、芸能界とは全く無縁の社会福祉の現場でした。