外側からのアプローチ以上に毛髪の成長スピードを左右するのが、内側からの原料補給と細胞修復メカニズムです。毛髪の約85〜90%は「ケラチン」と呼ばれる18種類のアミノ酸が結合した硬タンパク質で構成されています。
第一に意識すべき髪の毛を早く伸ばす食べ物は、ケラチンの原料となる良質なタンパク質(鶏むね肉、卵、大豆製品、青魚)です。そして、摂取したアミノ酸を体内でケラチンへと再合成する際に不可欠な補酵素が「亜鉛」です。現代の食生活では亜鉛が不足しがちであり、亜鉛サプリ髪の毛効果として臨床的にもケラチン合成能の向上が認められています。サプリメントで補う場合は、ビタミンCやクエン酸と一緒に摂取することで体内吸収率を高めるのが賢明な摂取法です。
さらに見逃せないのが、成長ホルモン睡眠髪質の相関関係です。毛母細胞の細胞分裂を促す「ヒト成長ホルモン(hGH)」は、入眠後最初に訪れるノンレム睡眠(深睡眠・徐波睡眠)の約90分間に最も集中的に分泌されます。就寝直前のスマートフォンのブルーライトを遮断し、湯船に浸かって深部体温をコントロールした上で最低6〜7時間のまとまった睡眠を確保することが、最速の毛髪育成における絶対条件となります。