華々しい活躍の裏には、北井選手を無名時代から支え続けた妻と家族の存在があります。北井選手はサッカー選手時代に結婚しており、競輪転身を決断した際はすでに家庭を持っていました。
プロサッカー選手としての安定した収入を捨て、合格できるかも分からない競輪選手養成所の受験勉強とトレーニングに専念する期間、妻は不満ひとつ言わずに夫の挑戦を後押ししたといいます。養成所での1年間に及ぶ全寮制の隔離生活や、デビュー直後の遠征続きの日々も、家族の支えがあったからこそ乗り越えられました。
G1初優勝を決めた際の優勝インタビューで、北井選手が真っ先に家族への感謝を口にしたシーンは、多くのファンの胸を打ちました。家族への強い責任感こそが、レース終盤の苦しい局面でペダルを踏み込める最大の原動力となっています。