「Y2K」とは、「Year 2000(西暦2000年)」の略称です。「Y」はYear(年)、「K」は国際単位系接頭辞のキロ(1,000)を意味しており、「2K=2,000」を表しています。現在ではファッションやポップカルチャーの文脈で頻繁に使われますが、その語源を遡ると社会的な大騒動に行き着きます。
1990年代末、コンピュータシステムが西暦を下2桁で処理していた設計に起因し、2000年に切り替わった瞬間に誤作動を起こす恐れがあるとして世界的なパニックを引き起こした「コンピュータ2000年問題(Y2K問題)」が本来の発祥です。当時は世界中で警戒態勢が敷かれ、ニュースを連日賑わせました。
歴史的なタイムラインで見ると、カルチャーとしてのY2Kが指す期間は1990年代後半から2000年代半ば(およそ1998年〜2005年頃)にあたります。ミレニアムを迎える高揚感、急速なインターネットの普及、未知の新世紀に対する期待と不安が入り混じった独特の空気感から生まれたポジティブなスタイル全般を、現在のユースカルチャーでは「Y2K」と呼んでいます。