補合作業において最初の障壁となるのが、エンジンルーム内のどこに注入口があるかという点です。日産ノートは世代によってボンネット内部のレイアウトや補機類の配置密度が大きく異なりますが、共通して助手席側(車両前方左側)のヘッドライト後方付近に注入口が据えられています。
目印となるのは、ワイパーと噴射サインのピクトグラムが刻印された青色(あるいは一部年式で半透明)の樹脂キャップです。クーラント(冷却水)のリザーバータンクやブレーキフルードの注入口と誤認しないよう、キャップ天面の図柄を必ず確認してください。
先代にあたる日産ノートE12ウォッシャー液タンクは、エンジンルーム内に比較的余裕があり、フェンダー寄りの注入口からタンク本体の残量を外側から透かして視認しやすい構造でした。寒冷地仕様車では約3.0L〜4.5L、標準仕様車では約1.5L前後の容量が確保されています。
一方、2020年末に登場しマイナーチェンジを重ねた現行日産ノートE13ウォッシャー液補充においては、複雑な高電圧配管や電動パワートレインユニットが集約された結果、奥まった狭小スペースに給液ガイドパイプが伸びるレイアウトへ進化しました。特にノートe-POWERウォッシャー液のタンク残量は目視確認しづらいため、給液パイプ内に装備されたプラスチック製のレベルケージ(液面計測バー)を引き抜いて残液高を確かめる手順が基本となります。