伊藤忠商事は何の会社?ファミマから年収・強みの秘密まで徹底解剖

伊藤忠商事は何の会社?ファミマから年収・強みの秘密まで徹底解剖

伊藤忠商事は何の会社?ファミマから年収・強みの秘密まで徹底解剖の背景について、専門知識を詳しくお届けします。

伊藤忠商事のルーツは、1858年(安政5年)に初代伊藤忠兵衛が15歳で麻布の「持下り(行商)」を始めたことに遡ります。滋賀県発祥の「近江商人」の流れを汲む同社には、有名な「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」の商売哲学が創業以来息づいています。

明治・大正期に繊維貿易で礎を築いた後、戦後の高度経済成長期を経て総合商社へと脱皮しました。三菱・三井・住友といった旧財閥グループが重厚長大産業のバックボーン(銀行や重工業)を持って成長したのに対し、非財閥系である伊藤忠商事は「自らの足で稼ぐしかない」という反骨精神を育んできました。

バブル崩壊後の不良債権処理や、巨額損失の危機を幾度も乗り越え、2010年代以降の岡藤正広氏(現会長CEO)による強力なリーダーシップのもとで非資源シフトを断行。2020年には時価総額・株価・純利益で商社首位の「三冠」を達成するなど、日本経済の主役に定着しました。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。