オープンワーク等の社員口コミプラットフォームやSNSコミュニティ、内定者の証言を丹念に追跡すると、ユニクロの選考プロセスの独自性が際立っています。選考体験者から最も多く寄せられるのは、「学歴を聞かれることは一度もなかったが、過去の具体的な行動動機を徹底的に深掘りされた」という声です。
選考では「なぜその行動を選んだのか」「直面した課題に対してどのような仮説を立て、周囲を巻き込んで解決したのか」が執拗なまでに追及されます。このプロセスは「STAR面接(Situation、Task、Action、Result)」をベースにしたコンピテンシー評価であり、大学名で下駄を履かせる余地はありません。
実際に、旧帝大出身者であっても「机上の空論を語るだけで自ら泥臭く動けないタイプ」は早い段階で見送られる一方、中堅私立大学出身者であっても「学生時代に自ら事業を立ち上げた経験」や「アルバイト先で業務改善を主導し劇的な売上向上を達成したエピソード」を持つ学生が、極めて高い評価を獲得して内定を勝ち取っています。
また、ファーストリテイリングが実施する複数日程のサマーインターンシップ・ウィンターインターンシップへの参加は、本選考において極めて強力な優遇ルートとなります。現場社員との濃密な経営課題解決ワークを通じて突出した成果を残した学生には、早期選考の案内やリクルーター面談が用意されており、ここでも大学の看板ではなく「ワーク内での実質的なアウトプット」が絶対的な選考指標として機能しています。