信太山駐屯地の基幹を成すのは、陸上自衛隊中部方面隊 第3師団の隷下にある第37普通科連隊です。部隊章に伝統ある「菊水紋」を掲げる名門連隊であり、大阪府南部から和歌山県全域に及ぶ広大な担任区域の防衛・警備および災害派遣任務を担っています。
近年、特に重視されているのが「閉鎖環境・都市型戦闘(CQB)」への適応訓練です。近畿圏という大人口密集地を背後に控えるため、建造物内への突入や要人警護、重要インフラ防護のスキルは全国の普通科連隊のなかでもトップクラスの練度を誇ります。2024年の能登半島地震をはじめとする過去の大規模災害派遣でも、同連隊は初動部隊として迅速に現地展開し、捜索救助や物資輸送で決定的な成果を挙げました。