小松美幸の過酷な治療生活を精神面・実務面で支え続けたのが、2009年に結婚した8歳年下の一般人男性です。二人の出会いは共通の知人を介した食事会がきっかけでした。当初は年齢差を意識していたものの、穏やかで誠実な人柄と価値観の一致から交際へと発展し、小松が38歳の時に婚姻届を提出しました。
不妊治療において夫婦関係が破綻するケース(いわゆる「不妊クライシス」)は少なくありませんが、小松夫妻は徹底した対話を重んじました。通院の付き添いや治療費の分担はもちろんのこと、治療の進捗や痛みを妻一人の問題にせず、「二人のプロジェクト」として共有し続けた姿勢が報じられています。夫の献身的な支えと心理的バウンダリー(健全な境界線)を保った寄り添い方が、7年という長い治療期間を乗り越える原動力となりました。