インターネット上の掲示板やSNSで散見される最大の誤解が、「近江大橋と琵琶湖大橋は通行止めにならないから、対岸へはいつも通り行ける」という言説です。これは事実関係の半分しか捉えていません。
確かに橋梁自体は通行可能ですが、問題は「渡った後の接続動線」です。例えば近江大橋を大津側から草津側へ渡った場合、通常であれば「さざなみ街道」へ左折して北上するルートが主流ですが、大会中は左折車線が完全閉鎖されます。結果として、すべての交通が直進して内陸の「近江大橋取付道路」へ強制誘導されるため、取付道路と県道18号の交差点が飽和状態に陥り、橋の上まで延々と数キロに及ぶテールランプの列が伸びることになります。
「橋は渡れるが、渡った先から脱出できない」という構造的トラップをあらかじめ認識しておくことが重要です。