メディアによる持ち上げだけでなく、一般消費者の間でも彼女に対する評価は劇的な変化を遂げています。大手掲示板やSNS、知恵袋などに投稿される辻希美に対するネットの反応を定性・定量分析すると、2010年前後と現在とでは使われている語彙が完全に逆転していることが判明します。
かつてのコメント欄に見られた「常識がない」「母親失格」といった感情的な罵詈雑言は姿を消し、現在では以下のような生の声が主流を占めています。
- 「自分が親になって初めて分かった。毎日朝起きて弁当作って、仕事して、動画撮って編集して、笑顔で家族と接するなんて人間業じゃない。昔叩いていた人を恥ずかしく思う」(30代・2児の母)
- 「長女の希空ちゃんが可愛らしく素直に育っているのを見て、辻ちゃんの育て方がいかに正しかったか思い知らされた。愛情をたっぷり注がれた子の表情をしている」(20代・女性会社員)
- 「豪邸に住んでお金持ちになっても、夕飯の残りをタッパーに詰めたり、特売の肉で喜んだりする庶民感覚が残っているのが本当に信頼できる」(40代・主婦)
この変化は、世間が長年信じ込んできた「良妻賢母のステレオタイプ」の崩壊とも軌を一にしています。かつて辻希美を叩いていた人々の深層心理には、「若くして結婚したアイドルが、楽をして母親をやっているのではないか」という無意識の嫉妬や偏見がありました。しかし、彼女が見せつけた15年間の泥臭い努力と成果は、そうした偏見を完全に粉砕したのです。