視聴者の間で最も検索され、関心を集め続けているのが「拓人の生死」についてです。結論から言うと、拓人は最終回で亡くなってはいません。
物語の終盤では、スピーチから約3年後の世界が描かれます。拓人は気管切開を行い人工呼吸器を装着。声を出すことはできなくなりましたが、視線入力装置やパソコンを駆使して意思疎通を図りながら、かつて諦めかけた夢である「医学部受験(あるいは医療に関わる資格)」に向けて猛勉強を続けていました。
ラストシーンの舞台は、第1話で恵と語り合った思い出の海辺です。電動車椅子に乗った拓人の横には、変わらぬ笑顔で見守る恵の姿がありました。風を感じ、目の前の海を見つめながら、拓人は心の中で語りかけます。
「僕が今いる時間、それは過去でも未来でもなく、今この瞬間なんだ」
病気が完治したわけではなく、進行性の難病との闘いは続いています。しかし、ドラマは安易な死による悲劇ではなく、「今を全力で生きている拓人の現在進行形の姿」を映し出して幕を閉じました。この希望に満ちた幕切れこそが、多くの視聴者の涙を誘った理由です。