伝説のフリーアナウンサー久米宏の真実:生放送に賭けた言葉の力

伝説のフリーアナウンサー久米宏の真実:生放送に賭けた言葉の力

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1985年、テレビ朝日が提示した夜の報道枠は、日本のテレビ報道の歴史を変える一大事となった。『ニュースステーション』の誕生である。「中学生にもわかるニュース」を掲げてスタートしたこの番組は、従来の堅苦しいニュース報道番組の概念をことごとく打ち破った。

サブキャスターの小宮悦子との掛け合いは、報道番組に前代未聞の軽快さとリアリティをもたらした。プロ野球の順位表を立体的に見せる演出や、複雑な社会問題を模型を使って解説する手法など、視覚的アプローチも革新的だった。だが、番組の真の核にあったのは、久米自身の「言葉の刃」だ。政権への辛辣な批判、社会の不条理に対する怒り、時に涙を浮かべる情熱。テレビ朝日と久米が仕掛けたこの大博打は、最高視聴率30%を超える伝説となり、日本の夜の習慣を完全に変えた。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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