現在、10代から20代前半の若年層を中心に巻き起こっているテキスト表現の地殻変動。その中心にあるのが、かつて平成の女子中高生たちが生み出した独特のフェイスマークです。なぜ今、令和のデジタルネイティブたちがこの表現に惹きつけられているのでしょうか。
最大の要因は、ファッションや音楽シーンを席巻するY2Kトレンドの定着にあります。スマートフォンが普及し、絵文字やリッチなスタンプがあふれる時代だからこそ、記号の組み合わせだけで感情を大胆に誇張するモノクロの文字列が「エモくて新しい」「飾らない素直なテンションが伝わる」と再評価されているのです。
さらに、LINEやInstagramのダイレクトメッセージ(DM)において、過度に整った文章よりも「適度な崩し」や「ポジティブな軽さ」を演出できる点も、タイムパフォーマンスと感情の即時性を重視するユーザー層のニーズに合致しています。