横浜・川崎をはじめとする神奈川エリアでは、経営者の高齢化が深刻な影を落としている。優れた技術や長年の顧客網を持ちながら、適当な後継者が見つからずに黒字廃業を検討せざるを得ない中小企業が絶えない。この「大廃業時代」の危機に対し、地域のネットワークを活かした事業承継マッチングが活発化している。
親族内承継が難しければ、地域内の同業者や成長意欲の高いベンチャー企業へのM&Aを斡旋する。単に企業同士を引き合わせるだけでなく、譲渡後の企業文化の融合や雇用維持にまで目を配ることで、地域が長年培ってきた技術的資産やノウハウの流出を防ぐ役割を果たしている。