2000年代半ば、ジャンガジャンガのフレーズとともに一世を風靡したアンガールズ。当時のバラエティ番組において、彼はリアクション芸人としての不名誉なポジショニングを一身に引き受けていた。ドッキリを仕掛けられ、弄られ、悲鳴を上げるスタイルは、当時のテレビにおける定番の笑いだったと言える。
だが、時代の移り変わりとともに視聴者が求める笑いの質も大きく変化した。闇雲に誰かを貶めたり、不快感を与えたりする笑いが淘汰される中で、彼の持つ「自己客観化の高さ」と「愛嬌」が脚光を浴びることになる。自らを毒舌で落としながらも、共演者やゲストを決して傷つけないその絶妙なライン引き。不快感を与えずに笑いを生み出す技術こそが、2026年のエンターテインメントシーンで彼が支持される最大の要因だ。