信者数急減の最大の要因として指摘されるのが、日本全土を覆う苛烈な少子高齢化である。高度経済成長期に入信した第一世代が高齢を迎え、次世代への信仰継承が思うように進んでいない。核家族化と個人主義の浸透により、家庭内での宗教的伝統の共有が難しくなったことが直撃した。
また、かつてのような地域コミュニティに根ざした対話活動や熱心な勧誘手法が、現代の都市型生活様式とミスマッチを起こしている点も見逃せない。プライバシーを重視する若い世代にとって、密接な人間関係を前提とした宗教活動は心理的ハードルが高く、新規参入者の獲得はどの伝統的組織にとっても至難の業となっている。