同志社大学のアイデンティティの根幹には、創始者・新島襄が残した「自治自律」の教えがある。この哲学は、剣道部の日常にも色濃く反映されている。監督やコーチから与えられた指示をこなすだけの受け身の姿勢は、ここには存在しない。
稽古のメニュー構成から試合後の反省会の運営、さらには選手同士での技術指導に至るまで、学生たちが自発的にディスカッションを重ねて決定していく。自律した個が集まり、一つの強固な組織として機能する。この自主的な取り組みこそが、窮地に陥った際にも自ら打開策を見出す粘り強さを育んでいるのだ。