SNSや育成現場のコミュニティを調査すると、手首テーピングに対する選手・保護者のリアルな意識が見えてきます。
現役のユース世代選手からは、「巻いているだけで競り合いの時に手首を持っていかれる恐怖心が薄れ、思い切って身体を当てられる」「試合前のルーティンとして気持ちが引き締まる」といった肯定的な意見が多く見られます。一方で、トレーナーや指導者層からは「怪我もしていないのに見た目重視で巻き、血行不良を起こしている選手がいる」「テープに頼りすぎて手首周りの腱や前腕筋の強化がおろそかになるリスクがある」といった懸念の声も上がっています。
外見上の格好良さや流行に流されるのではなく、自らの身体状態と目的に対して本当に必要かどうかを判断するリテラシーが求められています。
【プロの結論】テーピングを取り入れるべき選手と慎重になるべき人の判断基準
手首テーピングの導入にあたっては、以下の基準で要否を見極めることが推奨されます。
【おすすめできる選手】
・過去に手首の骨折や重度の捻挫を経験し、関節の緩みや再発不安がある選手
・シュートブロックで頻繁に手首へ強い衝撃を受けるゴールキーパー
・相手ディフェンダーとの激しい競り合いで転倒頻度が高いポストプレイヤー
・心理的ルーティンを確立して試合への集中力を高めたい選手
【慎重になるべき選手・おすすめできないケース】
・特に手首に不安がないにもかかわらず、ファッション目的のみで強く巻きすぎる選手
・皮膚が極端に弱く、テープによるかぶれや水泡ができやすい選手
・手首の固定により、繊細なボールコントロールや全身のしなやかな連動が損なわれている選手