原作ゲームにおける『DYNAMIC CHORD』は、美麗なグラフィックとシリアスで重厚なストーリーライン、人気声優陣による熱演が高く評価されていた乙女向けコンテンツの王道でした。繊細なタッチで描かれたイラストに惹かれていた原作ファンにとって、アニメ版の第1話はまさに青天の霹靂でした。
放送当初、SNS上では原作ファンの悲鳴や失望の声が少なからず見受けられました。しかし、回を重ねるごとに「毎週見ないと落ち着かない」「独特の間合いがクセになる」という奇妙な中毒者が急増します。
原作の持つ魅力的な楽曲クオリティの高さも手伝い、視聴者の姿勢は「作画崩壊を叩く」ことから「ダイナミックな世界観を愛でて楽しむ」方向へと大きくシフトしていきました。原作ファン自身もまた、ツッコミどころを共有しながら作品を応援するポジティブな連帯感を形成し、アニメをきっかけに原作ゲームに触れる新規プレイヤーが現れるという逆転現象まで引き起こしました。