2026年現在の獣医療において、犬の乳頭腫治療は低侵襲なアプローチから根治的な切除まで複数の選択肢が確立されています。
主な治療法と費用の概算は以下の通りです。
① 薬物療法・免疫療法(内服薬・注射)
多発性の口腔内乳頭腫や全身麻酔がかけられない高齢犬に対しては、免疫調整作用を持つ「インターフェロン製剤」の局所注射・全身投与や、抗菌薬「アジスロマイシン」の内服投与が選択されます。
・費用目安:1回あたり3,000円〜8,000円程度(複数回の通院が必要)
② 凍結療法(クライオサージェリー)
液体窒素などを用いてイボ組織を急速凍結・壊死させる手法です。無麻酔または軽い局所鎮静のみで短時間で処置できるため、体力の低下したシニア犬の皮膚イボに対して有用な選択肢となっています。
・費用目安:5,000円〜15,000円程度
③ 外科的切除(レーザー・電気メス・メス)
イボの根本から完全に切除し、再発を防ぐ確実性の高い治療法です。局所麻酔で対応可能な小さな皮膚イボから、全身麻酔下で確実に切除するケースまで状況に応じて使い分けられます。
・局所麻酔下の小切除:10,000円〜30,000円前後
・全身麻酔下の手術(事前検査・麻酔管理・縫合含む):30,000円〜80,000円前後
・病理組織検査代(確定診断用):8,000円〜15,000円前後
※費用は犬の体重、病変の部位や個数、動物病院の診療規程によって変動します。