フィギュアスケートのジャンプ全6種!見分け方と難易度の違いを徹底解説

フィギュアスケートのジャンプ全6種!見分け方と難易度の違いを徹底解説

フィギュアスケートのジャンプ全6種!見分け方と難易度の違いを徹底解説の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。

テレビ観戦のスピード感の中でジャンプを瞬時に見分けるには、空中姿勢ではなく「踏み切り直前の1〜2秒間の動作」に視点を集中させる必要があります。見極めの難易度が高いルッツとフリップの違いを含め、各ジャンプの決定的な動作パターンを整理します。

1. アクセルジャンプの特徴:唯一の「前向き踏み切り」

全ジャンプの中で最も判別が容易なのがアクセルジャンプです。他の5種類はすべて「後ろ向き」で跳び上がりますが、アクセルだけは助走から「前を向いたまま左足のアウトエッジ」で滑り込み、右足を前方に振り抜いて跳躍します。後ろ向きで着氷するルール上、トリプルアクセル(3A)は実質「3回転半」、4回転アクセル(4A)は「4回転半」回る必要があり、異次元の滞空時間と跳躍パワーが求められます。

2. ルッツとフリップの違い:インエッジかアウトエッジかの軌道差

スケート観戦において最も議論を呼ぶのがルッツとフリップの違いです。どちらも「左足で滑り、右足のトウを突いて跳ぶ」という構造は全く同じですが、踏み切る瞬間のエッジの傾き(インかアウトか)が正反対です。

  • ルッツジャンプ:リンクのコーナー付近から長いバック走で入り、左足の刃の外側(アウトエッジ)に体を深く傾けます。反時計回りに回転する選手が外側にカーブを描きながら跳ぶため、遠心力に逆らって回転力を生み出す難度の高いジャンプです。
  • フリップジャンプ:前を向いて滑ってきた状態からクルッとターン(スリーターンやモホークターン)し、左足の刃の内側(インエッジ)に体重を乗せながらトウを突いて瞬時に跳び上がります。

3. ループ・サルコウ・トウループの見分け方

トウを突かないエッジジャンプであるループとサルコウ、そして最も手軽に跳ばれるトウループは、足元のフォームで見極めます。

  • ループジャンプ:跳ぶ直前に両足を前後にクロスさせ、膝を曲げて腰を落とす「椅子に座るような構え」から右足の外側エッジで一気に跳び上がります。
  • サルコウジャンプ:後ろ向きに滑りながら、両足が内股の「ハの字」を描く軌道になります。左足の内側エッジで滑りつつ、右足を大きく前へ振り抜く遠心力を使って跳びます。
  • トウループジャンプ:右足の外側エッジで後ろ向きに滑り、左足のトウを氷に突いて跳びます。助走の直線が短く、ターン直後に素早く突くケースが多いため、テンポの良さが特徴です。
田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。