本搾りチューハイが売れる理由とは?まずい噂の真相と原材料の真実

本搾りチューハイが売れる理由とは?まずい噂の真相と原材料の真実

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本搾りのパッケージ裏面を見て、多くの人が驚きを口にします。そこに記載されたキリン本搾り原材料の表示は、極めて短くシンプルです。例えば定番のグレープフルーツであれば「グレープフルーツ、ウオッカ」のみ。一般的な缶チューハイに当たり前のように並ぶ「香料」「酸味料」「甘味料」「カラメル色素」といった食品添加物の文字は一切見当たりません。

清涼飲料水やRTD市場では、コスト削減や味の均一化、カロリーオフを謳うためにアセスルファムKやスクラロースといった人工甘味料が多用される傾向にあります。そうしたなかで、本搾りチューハイ人工甘味料不使用を徹底し、果実本来の果汁だけで味の骨格を成立させる開発姿勢は、飲料業界のなかでも極めて異例のこだわりです。

キリンの開発担当者が過去のインタビューで「果実ごとの搾り方やブレンド比率をミリ単位で調整し、香料を使わずに果実の香りを立たせることこそが最大の難関だった」と述べている通り、ごまかしが利かないからこそ、収穫年や産地による果汁の微妙なブレンド技術が製品のクオリティを支えています。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。