個別の宿の魅力にとどまらず、地域全体をどう盛り上げていくかという視点も欠かせない。現在、官民一体となって進められている「鬼怒川温泉まちづくりプロジェクト」および「日光市観光再始動プロジェクト」において、同宿が果たす役割は極めて大きい。
廃屋撤去や景観改善が進む温泉街にあって、地域に根ざした文化発信拠点としての役割を担い続けている。点としての宿から面としての観光地へ。訪れた客が宿の周辺を散策し、鬼怒川の歴史と自然を肌で感じられるような回遊性の創出に、地域のリーダーとして積極的に汗を流す姿がそこにある。