ドラえもんのび太は何年生?小4と小5の真相と学年誌連載の決定打

ドラえもんのび太は何年生?小4と小5の真相と学年誌連載の決定打

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のび太の学年を語る上で見落としてはならないのが、「未来ののび太の年齢」と作中の時間軸の進み方です。『ドラえもん』はサザエさん方式と呼ばれるタイムレスな日常を描いていますが、タイムマシンによる時間移動が頻繁に行われるため、キャラクターの未来像には明確な年数が設定されています。

屈指の感動作として名高い『のび太の結婚前夜』において、しずかちゃんと結婚式を控える青年のび太は「25歳前後」として描かれています。これは小学生編の10〜11歳から数えて、およそ14年後の姿です。また、セワシくんがドラえもんを送り込んできた本来の未来では、のび太は会社経営に失敗して莫大な借金を残すなど波乱万丈の人生を歩んでいました。

原作第1巻の冒頭において、セワシがのび太に見せたアルバムの中では、「大学入試に失敗」「就職できず自分で会社を興すも花火で全焼」といった年代記が提示されます。ここで注目すべきは、のび太が成長していく過程を読者に見せる一方で、日常編に戻ると何度季節が巡っても学年がひとつも上がらないという点です。藤子・F・不二雄先生は、連載が30年を超えて長期化しても、のび太たちを決して中学校へ進学させませんでした。子どもたちがいつでも安心して帰ってこられる「永遠の少年期」として、学年を小4〜小5の狭間に凍結させ続けたのです。

中島 亮太
著者

中島 亮太

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