名作アニメーションの金字塔をベースにした実写映画『白雪姫』の流れを汲みつつも、本作はその枠組みを大きく飛び越えようとしている。ハリウッドの映画産業が直面するIP活用の課題に対し、過去の遺産をただなぞるのではなく、異なるポップカルチャーの要素を極限まで衝突させる手法が採用された。
名作のブランド価値を守りつつ、どのようにして現代の若年層やコアなファン層の双方を熱狂させるのか。伝統的なストーリーテリングの良さと、現代的なミームカルチャーの爆発力を融合させた挑戦は、今後の映画制作のあり方すら左右する可能性を秘めている。