本試合における最大の関心事は、NECナイメヘンが送り出した最新のスタメン陣形だ。指揮官は前線に小川航基を1トップとして据え、そのすぐ後ろのインサイドハーフに佐野航大を配置。両者の距離感をコンパクトに保つ3-4-2-1のシステムを採用した。対するオリンピアコスFCは、圧倒的なフィジカルと豊富な国際経験を誇る4-2-3-1で対抗。キックオフ直後から激しい中盤の奪い合いが始まった。
試合のハイライトは前半24分の場面。佐野が相手アンカーから鋭い出足でボールを奪い取り、即座に縦へスルーパスを供給。これに反応した小川が完璧なタイミングで相手センターバックの背後へ抜け出し、右足を振り抜いた。シュートは惜しくもゴールバーを叩いたものの、欧州トップクラスの守備陣を完全に崩し去る一瞬であり、会場を大きな歓声で包み込んだ。