海外市場への展開においても、日本のキャラクター産業における緑の活用術は高く評価されている。欧米の作品では緑=モンスターやヴィラン(悪役)に割り当てられる歴史が長かったのに対し、日本のコンテンツは早くから緑色に愛らしさや深みのある精神性を付与してきた。
『けろけろけろっぴ』のようなサンリオのクラシックキャラクターが海外のレトロブームに乗って再評価されているのもその一例だ。文化的な文脈を超えて、国境や人種を問わず誰からも好かれやすい「フラットな愛嬌」を持つこと。それこそが、日本のクリエイターが生み出す緑のキャラクターが持つ世界基準の強みと言える。