今年の配信サービスを開いてまず驚かされるのが、映像クオリティと機能の自由度だ。バックネット裏、一塁側、三塁側、外野席だけでなく、球場内に配置された数十台のカメラ映像をユーザー自身が自由に切り替えられる。
特に注目を集めているのが、今年からフル運用されているAI投球追尾システムだ。投手がボールをリリースした瞬間に、球速はもちろん、ボールの回転数や変化の軌道が画面上にグラフィック表示される。内野手の守備シフトや走者のリード幅も上空のドローンカメラと連動して数値化。「ベンチの監督と同じ視点で戦況を分析できる」と、コアな野球ファンの間で話題を呼んでいる。
ベンチ裏の熱気や、アルプススタンドの応援団の表情をピンポイントで捉える「応援アングル」も大好評だ。現地に足を運べない遠方の保護者やOBにとって、わが子や母校の勇姿を画面越しに凝視できる体験は、何物にも代えがたい。