訪日外国人旅行者の動向にも大きな変化が見られる。単なる観光地巡りから「本物の日本文化体験」へとニーズがシフトするなか、酒屋の店頭に併設された角打ち(立ち飲み)スペースが国際的な熱視線を集めている。
多言語対応可能なスタッフが常駐し、ペアリングの提案から蔵元の歴史、使用している酵母の特徴までを丁寧に解説。ただ酒を飲む場所ではなく、日本の農村文化や職人技を深く学ぶ「体験型サロン」として機能しているのだ。ヨーロッパから訪れたあるバイヤーは、「ここで味わう酒には、ボルドーやブルゴーニュのワイナリーに負けない深い歴史とロマンがある」と興奮気味に語る。